楽しく不動産投資について学べる「モノポリー」
モノポリーは、土地や鉄道を買収し、不動産を建設して資産を増やしていくボードゲームです。
20世紀の初頭にアメリカで作られ、現在は世界100か国以上で販売されている大人気ゲームです。
Monopolyというのは「独占」という意味です。できるだけ土地・不動産を独占していくのがこのゲームの醍醐味です。
サイコロを振って、マス目の指示に従いながらゲームを進めていくという点では、日本で人気の「人生ゲーム」とも似ていますが、モノポリーのすごいところは、不動産投資についても遊びながら学べるところです。
推奨年齢は8歳以上になっていますが、それより前からでも遊べます。
モノポリーは奥が深く、おすすめポイントはたくさんあるのですが、パパが特におすすめしたいポイントは次の3つです。
- 不動産投資についてイメージできる
- 借金についても学べる
- 交渉力が身につく
モノポリーのおすすめポイント
①不動産投資についてイメージできる
モノポリーの目的は、土地や不動産を購入・売却して資産を独占することです。
プレイヤーは、①土地を買う、②レンタル料を得る、③不動産を建設してレンタル料を増やすということを目指します。
ゲームでは、2つのサイコロの合計数に従ってコマを進めます。
もし誰も所有していない資産のマスに止まったら、現金を十分に保有していれば、あたった目の土地を買うことができます。
逆に、誰かが所有している資産のマスに止まったら、所有者にレンタル料を支払わなくてはいけません
ただ土地を保有するだけでなく、その土地に家やホテルを建築して、レンタル料を高めていくことで、資産価値を増加させていきます。
運の要素も強いですが、元手の現金をもとに、積極的に不動産投資をすることが求められるゲームなのです。
ゲームを通して、不動産投資がどういうものなのかのイメージをつかむことができます。
②借金についても学べる
モノポリーのおすすめな点は、「借金」の要素が含まれていることです。
モノポリーでは、現金がなければ、土地を抵当に入れて借金をすることができます。つまり、ゲームの中で、銀行からお金を借りる場面が必ずと言ってもいいほど出てきます。
借金の目的は、自分の持っている不動産の価値を高めるための投資だったり、資金繰りが苦しくなってやむをえなかったりと様々です。
借金した場合、解除するには借りた金額の1.1倍を支払わなければならず、抵当が設定された土地のレンタル料は徴収できなくなります。
借金を使ってうまく資産価値を高められるといいですが、そうでない場合は、借金地獄に陥り、破産に追い込まれてしまいます。
プレイヤーは、手持ちの現金が少ないときに、借金をして土地を買うか、それとも今回は見送るかなど、様々な投資判断を求められます。
リスクを取らなかった場合、資産は増やせないかもしれません。ただ、リスクをとったことで、後々に悪影響が及ぶ可能性もあります。
資産を増やすために「借金」は必要、ただ、やみくもに「借金」をしていいというわけではない、ということを教えてくれるのです。
③交渉力が身につく
モノポリーでは、交渉力を身に着けることもできます。
モノポリーでは、自分の欲しい土地を得るために、土地を交換するなど、他のプレイヤーと交渉する場面がでてきます。
ただ自分の希望を言うだけでは交渉はうまくいかないことが多く、相手のニーズを考えながら、どのくらいの線なら交渉に応じてくれるかを考えなければいけません。
相手にとっていい条件を提示して、交渉に応じてもらう力が必要になります。
ちなみに、我が家のママは子どもに甘く、頼まれると要求にこたえてしまいがちです。
なので、本気で交渉に臨んでくれる、兄弟や友達同士でやるほうがいいかもしれませんね!
最後に一言
パパのおすすめのゲーム、モノポリーについて紹介しました。
家族間のコミュニケーションにもなりますし、ぜひ投資教育の一環として楽しみながら取り入れてみてはいかがでしょうか。