【3歳から】アメリカ生まれの貯金箱ピギーちゃんで学ぶ投資の概念

アメリカ生まれの貯金箱ピギーちゃん

子どもに投資教育をしたいけれど、何からはじめればいいんだろう….。

そんなときに、簡単にご家庭でも導入できるのが、アメリカ生まれの貯金箱、ハッピー・マネー®のピギーちゃんです。

英語では、Money Savvy Pigといいます。Savvyは「よく知っている」という意味です。

上の投入口からお金を入れ、足からお金を出せるようになっています。

 

ピギーちゃんの4つの投入口

皆さんがよく知っている貯金箱といえば、一つの投入口があって、ひたすらお金をためていくというものだと思います。

このピギーちゃんのすごいところは4つの投入口が作られていることです。

  • SPEND(使う)
  • SAVE(貯める)
  • DONATE(ゆずる・寄付)
  • INVEST(ふやす・投資)

 

SPEND(使う)には、近々使う予定のお金をいれます。

SAVE(貯める)には、少し先に使うお金を入れます。今すぐ使うのでなく、将来にもう少し大きなものを得るためのものです。将来の喜びのために使う穴です。

DONATE(ゆずる・寄付)は、他の人のために使うお金をいれます。寄付する喜びを知るための穴です。寄付文化のあるアメリカっぽいですね。

INVEST(ふやす・投資)は、今使っていないお金を、投資するための穴です。

この4つを意識することによって、ただお金を使う・貯めるだけでなく、寄付する喜び、お金を増やすための投資などを学んでいくことができます。

開発者スーザン・ビーチャムの思い

開発したのは、米国マネー・サビー・ジェネレーションの創業者兼CEOのスーザン・ビーチャムです。

ビーチャムは、長年、富裕層向けのプライベートバンキング業務に携わっていました。

二児の母親でもあるビーチャムは、子どもが10代後半や20代になってからでなく、もっと早くからマネー教育をすべきと考えるようになり、幼稚園・小学1年~3年生向けのマネー教育に携わるようになります。

 

ビーチャムは、最初におカネをどう使うかという選択肢について学んでもらうことが大切と考えました。

そこで考えたのが、「貯める(Save)」、「使う(Spend)」、「譲る(Donate)」、「増やす(Invest)」の選択肢です。

普通は、みんなお金を使うことを考えがちです。ただ、ビーチャムは、お金を使うだけでなく、貯める、寄付する、増やすということも考えてもらいたかったのです。

 

ただ、小さいこどもにこのような抽象的な概念を教えるのは大変です。

この概念を具体的に学べるものとして、ピギーちゃんを開発しました。お金をわけて入れながら、お金の使い方について考えることができますね。

 

なお、ピギーちゃんはアメリカだけでなく、世界中で使われています。

ちなみに、「豚」はイスラーム圏では不浄なものとされています。

なので、イスラーム圏では、Money Savvy Cowという牛の貯金箱を使っているようです。

 

パパ
我が家でも、ベアちゃんが大きくなったら使おうかなと思っているよ

 

参考サイト

  • 長期投資仲間通信「インベストライフ」Vol. 125 2013年05月15日発行

 

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