お店さんごっこはマネー教育にも使える!
ごっこ遊びは、子どもも楽しんでやってくれる遊びの一つです。
ごっこ遊びの中でも、お店やさんごっこは、小学生向けの金融教育などでも積極的に使われています。
実際に商品を並べて、値付けして、売って、計算して…と、かなり複雑なプロセスですよね。
ただ、パパはもっと小さい頃からマネー教育を始めたいという希望があります。
なので、もっと小さいころからできるマネー教育ということで、3歳からできるお店やごっこの活動を紹介します。
基本は、お金(現金)に慣れてもらうためのものです。
目標は、2つです。
- 違う硬貨・紙幣の区別ができるようになる。
- 正しい金額で出せるようになる。
今はキャッシュレス化が進んでいるので、子どもが現金に慣れる必要ってどこまであるのかと思う気持ちもちょっとあります。
でも、将来あまり使う機会がないにせよ、現金という手で感じられるものから始めた方が、子どもがお金(や数)の概念をつかみやすいんじゃないかなと思っています。
やり方
1. レジのおもちゃ&おもちゃのお金を準備する
市販のレジスターセットを用意します。
ちなみに、我が家は、いとこからもらったアンパンマンのレジスターを使う予定です。
これにはとてもかわいいお札やコインがついているんですが、残念ながらそれは使わないことにします!
お金のおもちゃを用意します。
※誤飲には十分に注意しましょう!
できるだけ、リアルなお金のおもちゃを使ってごっこ遊びをするのがポイントになります。
ちなみに、アンパンマンのレジスターにはリアルなお金は残念ながら入らない…。
なので、レジの横にお金を置くことにします。
2. お金を同じ種類のものに分けてみる
買い物ごっこで遊ぶ前に、「最初にお金をきれいにわけようよ」などいって、お金を同じ硬貨・同じ紙幣ごとに分ける遊びを取り入れてみます。
10円は10円、100円は100円、1000円は1000円でまとめます。
こうすることで、違う硬貨・紙幣の区別ができるようにもなります。
さらに、子どもが乗り気であれば、「安い順番に並べてみよう」とか「高い順番に並べてみよう」などいって、お金を順番に並べてみます。
買い物ごっこで片付けをする際も、硬貨と紙幣を種類別にわけて片付けるようにするといいかもしれません。
こうすることで、違う硬貨・紙幣の区別ができるようになります。
3. 正確な金額で買い物をする
お店屋さんごっこをして、お金の受け渡しをする際に、親はおもちゃのお金を使って、正確な金額で買い物をするようにします。
親が買い物をする役のときは、「300円」と言われたら、しっかり300円を出す。
「1500円」と言われたら、しっかり1500円を出すという具合です。
また、お金を出すときも「100円、100円、100円。。100円3枚で300円ね。」や「1500円だから、1000円と500円で1500円」と口に出すようにしておきます。
子どもが買い物をする役のときは、「300円ですから、100円3枚くださいね~」と言って誘導し、正確な金額で買い物をさせるようにします。
子どもが慣れてきたら、親側の誘導なしで正確な金額を出してもらえるようにします。
最初のほうは時間がかかると思うのですが、親ができるだけ口を出さずに、子どもができるまで待つ時間を作ることも大切です。
おつりの計算はまだ難しいと思うので、とりあえず正確な金額を出せるようにすることを目標にします。
子どもがしっかり正確な金額を出すことができたら、「はーい、300円ぴったりですね!」などとポジティブな言葉をかけてあげましょう!
おもちゃのお金は多めに用意したほうがいいかもしれないですね。
最後に一言
3歳からできるお店やさんごっこでお金の使い方を学ぶ活動を紹介しました。
硬貨・紙幣の区別ができ、正しい金額で出せるようになってから、足し算・引き算なども少しずつ入れていけるといいのかなと思います。
お店やさんごっこは、楽しんでくれる子どもが多いと思うので、それをうまく活用したいですね。
遊びながらお金や数の概念を身に着けてほしいと思います。